城崎温泉は誰もが知る有名温泉地で、多くの宿泊施設があります。そんな中で筆者が実際に泊まってみて、良かったと思う宿をご紹介します。
小宿 縁（こやど えん）
JR城崎温泉駅から徒歩3分の場所にあるこちらの宿は、2013年にオープンしたばかりの新しい宿ですが、外観は黒塗りで窓は格子風になっており、和モダンな落ち着いた雰囲気になっています。
建物1階はとても雰囲気のよいCafe & Bar
ランチやスイーツ、夜はワインなどのアルコールが楽しめるお洒落なお店が併設されています。雰囲気がとても良く、温泉街をそぞろ歩いた後に休憩するには絶好の場所です。
にぎやかな城崎温泉駅前の通り
また、目の前の通りには飲食店やお土産屋さんが立ち並び、そぞろ歩きには最高の立地。お土産を買い込んで、部屋に置いてから再び温泉街の奥へ出かけるなんて使い方もできます。
但馬牛のディナー
「但馬牛の宿」と謳うだけあって、夕食メニューは全て但馬牛。
ステーキコース、炭火焼き、しゃぶしゃぶ、すき焼きの中から好きなものを予約時に選べます。今回は炭火焼きを注文。
- 前菜3点盛り
- スープ
- サラダ
- 炭火焼き
- 土鍋炊きご飯
- 漬物
- 但馬牛佃煮
- 但馬牛ビーフカレー
- 赤だし
- デザート
これだけの品数です。温泉街で食べ歩きを計画している方は注意してください。お腹を空かせていないと食べ切れません。写真は2人前のお肉です。
炭火焼きのお肉はきれいなサシの入った但馬牛。もっと赤みの物が出てくると思っていましたが、うれしい誤算です。
但馬牛のビーフカレーは2人で1人前ほどの量ですが、レトルトではありません。甘口で、とろけるほどの但馬牛が入っており、丁寧に作られていました。このカレーだけでも食べる価値はあります。
また特筆すべきは、接客。ワインを注文した際はテイスティングを勧めてくれたり、客の食事の進み具合を見ながら、最善のテイミングで次の料理を運んで来たり、料理の説明を丁寧にしてくれたりと、都会の洗練されたレストランのような接客をしてくれました。
こちらのレストランは宿泊客だけでなく、外からのお客さんも入れますので別の宿に泊まって、夕食をこちらで食べるといった使い方もできます。座席数はそんなに多くありませんので、予約がベターでしょう。
朝食プレート
朝食は1階にあるCafe & Barでいただきます。チェックイン時に希望の時間を聞かれるので、宿泊客が集中しないように配慮されていますが、スタッフ一人で切り盛りしているようで、提供まで15分程度待ちました。
こちらが朝食プレート。ドリンクはコーヒー、紅茶、ジュースから選べます。どれも丁寧に作られており、とても美味しかったです。
小宿 縁の内湯
こちらの内湯は二箇所。3人用と6人用がありますが、両方とも貸し切り風呂になっています。
予約の必要はなく空いていれば、鍵をかけて使うというスタイル。城崎温泉は外湯めぐりがメインイベントなので、内湯が満員で使えないといったことはないでしょう。
6人用の方は洗い場が2箇所あり、浴槽は木造の趣あるものでした。お湯がとても熱かったので、源泉かけ流しでしょうか。
まとめ
建物は古い旅館をリノベーションしたようで、歩くと足音がかなり響きます。「小学生以下の受け入れはお断り」というめずらしい条件が付いていましたが、この建物の作りで子供が走り回ったら、恐ろしいことになったでしょう。
大人だけの宿でしたので、非常に静かで落ち着いた雰囲気でした。
城崎温泉 小宿 縁
兵庫県豊岡市城崎町城崎町湯島219
駐車場あり（わかりにくいので宿の人に地図をもらいましょう）
