以前のブログで、自宅で食べる焼肉は焼肉店の味に近づけることはできるのかを考えてみました。
その後、タレに改良を重ね、肉にこだわり、焼き方(道具)にこだわった結果、ほぼ焼肉店の味になりましたので、その方法をご紹介します。
自宅で作れる焼肉店のタレ
つけだれレシピはこちら。もみダレとしても使います。
- しょうゆ 210g
- みりん 40g
- 酒 35g
- 穀物酢 35g
- 赤ワイン 35g
- 砂糖 90g
- 胡椒 2g
- りんご(すりおろし) 20g
- にんにく(すりおろし) 12g
- 生姜(すりおろし) 12g
- レモン汁 5g
- 味の素 6g
この材料を全て鍋に入れて、ひと煮立ちさせてください。沸騰させすぎると香りが飛んでしましますので注意が必要です。
また、にんにくと生姜はチューブではなく、生の物を自分ですりおろしてください。チューブや瓶詰めの物で試してみましたが、にんにくのキツさが目立って不味いです。
ひと煮立ちさせて、粗熱を取ったら常温で丸1日程寝かせて完成。使うときは目の細かい網などでこしてから使いましょう。室温が25℃を超えるようであれば、冷蔵庫で寝かせます。
甘口が好みの場合はりんごの分量を増やし、辛めが好きな場合は醤油を増やして調整します。
使う直前に好みで刻みネギを散らすと、とても美味しくなります。
精肉店のお肉なら間違いない。安くても漬け込めば美味しい。
100g810円の黒毛和牛バラ
焼く前に冷蔵庫から出しておき、10分ほどタレに漬けます。このくらいの値段になると、筋がなく、きれいなサシが入ったお肉が手に入ります。焼肉店であれば2000円近くするものに見えます。
百貨店の地下にある精肉店で買ったのでやや割高ですが、町中の精肉店であれば似た品質のものがもう少し安く手に入るかもしれません。
100g646円の中落ちカルビ
他のお肉に比べて安かったので買ってみましたが、タレに1時間ほど漬けてから焼くと大化けします。
お肉屋さんでは棒状に切って置いてありましたので、上と下から肉を切断しない程度に切り込みを入れてタレにつけると、よく味が染み込み、火の通りも◎。
ちょうど、焼肉ダイニングワンカルビの「ワンカルビ」と同じような感じになり、棒状のまま焼いて、食べる前にハサミで切るとジューシーなままいただけます。
焼くための道具
煙は多いですが、イワタニの炉端大将がベストです。焼肉用の道具がない方は、ホットプレートでするよりは、ガスコンロにフライパンでやったほうがマシだと思います。
なお、今回はバーベキューコンロと炭を使いましたので、焼き具合は完璧でした。
まとめ
安い肉・赤みの多い肉ほどタレに長く漬け、良い肉・脂の多い肉ほど漬ける時間を短くするといいでしょう。
このレシピのタレにコチュジャンと普通の味噌を足せば、ホルモン系のもみダレにも変身。好みでごま油を足してみたり、応用の幅は広がります。
タレや道具の準備に手間がかかりますが、焼肉店の半分の予算で自宅焼肉を楽しんでみてはいかがでしょうか。